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発売元 | タカラ |
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発売日 | 1988年(昭和63年)11月 |
価 格 | ―円 |
「のらくろクン」というアニメを覚えているでしょうか?
1931年(昭和6年)に連載が始まった田河水泡の漫画「のらくろ」。これのTVアニメ第2弾がそれです。動物の世界の軍隊を舞台にした原作とは打って変わって、人間と犬が一緒に暮らすコメディになっていました。
その「のらくろクン」の放送開始に合わせて、1987年(昭和62年)10月にタカラ(現・タカラトミー)から発売されたのが「のらくろロック」。
犬ののらくろクンの人形なのですが、手を叩く音などにセンサーが反応して、のらくろクンの手足が動きます。それがあたかもリズムに合わせて踊っているように見え、なんともキュートだったため、ちょっとしたヒット商品になりました。
ならばさらなるヒットを!と目論むのは当然のこと。
そして翌年発売されたのが「フラワーロック」です。
ロックっぽさを出そうと(?)サングラスをかけた大輪の花が、楽器片手にくねくね踊りまくるという前代未聞奇妙奇天烈な光景に、老いも若きも飛びつきました。
これが日本のみならず全世界で850万個も売れたというのですから、ちょっと驚きますよね。フラワーロック相場と呼ばれるくらいにタカラの株価も上昇しました。
フラワーロックは「おもちゃは子供が買うものだ」という認識から外れた、大人をも癒してくれるアイテム。
こちらが発する音に反応して動いてくれるという仕組みが社会に好意的に受け入れられた現象は、会話ができる家庭用ロボットが現代でもたびたび話題になることに通じるところがあるのかもしれません。
フラワーロックで「のらくろロック」の二匹目のドジョウを掴んだタカラは、次いで三匹目のドジョウを狙います。
1990年(平成2年)に発売された「ミュージカン」です。サングラスをかけたバドワイザーや缶コーヒーなどの飲料缶がくねくね踊る姿、覚えているでしょう? あれも結構売れました。
ちなみにフラワーロックも、2004年(平成16年)と2008年(平成20年)にバージョンアップしたものが発売されています。
それぞれ「フラワーキューブ」「フラワーロック2.0」といい、前者は植木鉢部分が立方体になっていて、光に反応して踊ります。そして後者は音に反応して踊りながら光る機能などがついていました。
画像:オモチャのとらや
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