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異例づくしのコミックユニット
ノースキャロライナ
歯の詰めモノの天敵だった!?
発売元 | バンダイ |
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発売日 | 1985年(昭和60年) |
価 格 | 380円~ |
ハサミ、ホッチキス、メジャー、消しゴム…
かつて文房具というものはあくまでも何かを書いたり消したり切ったり留めたりするためのもので、「注目されるべき点は機能性のみ」という感覚が当たり前でした。機能性を極端に高めた結果、ギミックに走ってキッズに受けたのが「多機能筆箱」。どこをどう考えても筆箱の役割としては不要なボタンを押すと、何かしらの装置が動く…という遊び心を文具に取り入れて一世風靡したものです。
機能性に着目して発展させた文具が「多機能筆箱」ならば、その逆ベクトルを極めて、機能性?ナニソレ?おいしいの?見た目のインパクト重視でしょ!とばかりのスタンスで登場したのがバンダイの「ポケットザウルス」。
鮮やかな単色の色遣いで丸みを帯びたカタチ。さまざまな恐竜をモチーフにしたかわいらしさに加えて、超合金メカのように形状を変化させることができました。目の周囲の部分が黒塗りベタのゴーグル状なのもユニークです。
超合金の変形メカといえば、やはりバンダイ。主人公が機体に乗り込んでお決まりの掛け声とともにメカが変形する定番ネタを、恐竜の顔部分を黒塗りベタにすることでコクピットのイメージにあてはめたのかもしれません。
プテラノドンをモチーフにしたハサミの「チョキラノドン」をはじめとして、メジャーの「ステゴメジャラス」、鉛筆削りの「ケズリノザウルス」、コンパスの「クルントサウルス」、ホッチキスの「ホチキラトプス」の5種がまず発売されました。これが大ヒット。初年度だけで500万個を売り上げる人気商品になったのです。
翌年にはどーんと20種追加されて、石鹸箱や裁縫セットなどのおしゃれシリーズも加わり、さらにその翌年にも20種以上をリリース。
加えて100円ガチャガチャ用の「ポケットザウルスJr.」や、ファミコン用ソフト「ポケットザウルス 十王剣の謎」までもが登場する人気を見せたのでした。
2000年(平成12年)にはリバイバルバージョンが発売。ボディはクリア素材になり、コクピット部分に描かれていた目がなくなって、ちょっぴりカッコよくなっています。
画像:株式会社まんだらけ
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