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発売元 | エポック社 |
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発売日 | 1981年(昭和56年) |
価 格 | 6,000円(初代)、4,980円(Ⅱ) |
1980年(昭和55年)にナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたアーケードゲーム「パックマン」。
パステルカラーの妙にかわいらしいモンスターから逃げながら、まるっこいキャラがパクパクと点(ドット)を食べ尽くすという分かりやすいルールで子供だけでなく女性にも受け、大ヒットしました。特に北米では「80年代のミッキーマウス」と称されるほどの人気を博したものです。
ここまでの人気となると、家庭用ゲームを販売している他社も黙って指を咥えて見ているわけにもいきません。
アーケード版を改良移植したトミー(現・タカラトミー)のLSIゲーム「パックマン」は国内唯一の正規ライセンス商品。パックマンに似せた円形の黄色い躯体で、ちょっと大きめ据え置きタイプ。当時の英文表記はPAC-MANではなくPUCK-MANでした。
しかし正規ライセンスはトミーだけで、ほかのメーカーから発売されたドットイートゲームはもうこれでもか!とばかりのパクリ…と言える類似商品だったのです。
バンダイ(現・バンダイナムコエンターテインメント)から登場したのは「パックリモンスター」。パックリなだけにパクリで裁判沙汰になるというオチまでつきました。この両社が将来経営統合するとは、当時は誰も思いもしませんでしたよね。
他にも学研「パックモンスター」、エンテックス・コーポレーション「ハングリーパック」などが登場しましたが、圧倒的存在感を放ったのが、エポック社の「パクパクマン」。
携帯ゲーム機「ポケットデジコム」として登場し、任天堂ゲーム&ウォッチのようなハンディサイズが受けて300万台近い売り上げを叩き出したといいます。
パックマンのようなドットイートではなく、フルーツをパクパク食べて行くというルールでした。全てのフルーツを食べ切ったらクリアーのはずなのになぜかクリアーにならなくて、オロオロして彷徨っていると、実は橋の下の見えない箇所にフルーツが1個隠れて残っていた…というギミックもあったり。
翌年には廉価版で緑色の躯体の「パクパクマンⅡ」が登場。お化け屋敷から脱出する「モンスターパニック」、石油泥棒からパイプラインを守護する「オイルギャング」も人気を博しましたが、やはり「パクパクマン」が圧倒的知名度を誇っていました。
ちなみに「パクパクマン」は同社の据え置き型テレビゲーム機「カセットビジョンJr.」でも「パクパクモンスター」という名前でアレンジリリースされています。
画像:株式会社エポック社
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