おしゃれなテレコ・WU4/1980年代、昭和懐かしヒットカルチャー/ナッツーイ

三洋電機

1979年（昭和54年）に発売されたラジカセMR-U4シリーズ。「おしゃれなテレコ」のキャッチコピーとかわいらしいダックスフントのイラストが入り、70年代の主流だった名刺型の縦横比とは異なるポップな横長デザインでオーディオ界にデビューしました。

それまでラジカセと言えばシルバーか黒色が定番でしたが、鮮やかなレッドも仲間入りして、人気を呼びます。改良品が続々発売され、MR-U4からU4-○○シリーズへと進歩。

さらに1982年（昭和57年）にはWU4（ダブルユーフォー）が登場します。カセットレコーダーがダブルデッキとなり、ダビングが手軽にできるようになりました。

ダブルデッキカセットは「ダブルカセット」と呼ばれ、当時の中学生や高校生から圧倒的な人気を誇ります。
他社からも類似商品が発売され、なかでも松下電器（現・パナソニック）はダブルカセットどころかトリプルカセットまで世に送り出したほど。

しかし、音楽メディアがカセットテープからCDへ移る過渡期でもあり、人気はCDラジカセやCDコンポへと移って行きました。

画像：三洋電機株式会社

おしゃれなテレコ・WU4