ディスカバー・ジャパン

日本国有鉄道

70年代カルチャー
ディスカバー・ジャパン

個人旅行時代のはじまり

発売元 日本国有鉄道
発売日 1970年(昭和45年)10月
価   格 ―円

観光客招致のポスターなのに一見しただけではどこなのかわからない、具体的な観光地の名前も書いていない。
これまでの観光ポスターの既成概念を根底から覆す観光キャンペーンを手がけたのが当時の国鉄です。

1970年(昭和45年)に開催された日本万国博覧会いわゆる大阪万博は空前絶後の来場者数を動員し、一億総レジャー時代の到来を予感させました。さらに国鉄は万博閉幕後にレジャー熱が尻すぼみになることを考慮して、鉄道旅行の大キャンペーンを打つことを決定します。

それがこの「ディスカバー・ジャパンキャンペーン」でした。これまでの団体旅行ではなく、個人旅行の需要喚起に重点を置き、「日本を発見し、自分自身を再発見する」をコンセプトに電通が主導。

1967年に米国で実施された「ディスカバー・アメリカ」キャンペーンの真似じゃないかとか、なぜコピーが英語なのか?という批判もありました。それでもこれまでにない着眼点での遡及と、女性雑誌「an・an」「non-no」での誌面展開によりアンノン族と呼ばれる若い女性層をターゲットにしたことが功を奏し、1976年(昭和51年)12月まで6年以上のロングキャンペーンを展開することに成功します。

キャンペーンと同時に国鉄によるTV番組「遠くへ行きたい」も開始されました。永六輔さんによる同名の主題歌の旅情と郷愁に誘われて、ふらりと旅に出た人も多かったのではないでしょうか。

画像:日本国有鉄道


Q.ディスカバー・ジャパンはナッツーイ?

懐かしい!
まわりでは流行ってた
かすかに記憶している
知らない・・・

これもナッツーイ?

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