オホーツクに消ゆ
「犯人はヤス」じゃないほうです
ローラースルーGOGO
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ノースキャロライナ
歯の詰めモノの天敵だった!?
発売元 | マルコー |
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発売日 | ― |
価 格 | ―円 |
「ガム食べる?」
「サンキュー」
おもむろに差し出されたパッケージから喜んでガムを一枚引いたその瞬間、バチッ!という音とともに親指に痛みが走る…!
ジョークグッズとして80年代にキッズの間で流行した「パンチガム」。パッチンと指を挟むところから「パッチンガム」とも呼ばれていました。
構造はいたって簡単。板ガムにセットされているバネ仕掛けの鉄製バーを折り返して、パッケージ内に装填しているだけ。板ガムをパッケージから引き抜くと、バネの力で鉄製のバーが元の位置に戻り、指が挟まれるという仕掛けです。
バーが鉄製で、なおかつバネの力が結構強いものですから、これが指に当たるとかなり痛かったりします。ガムを貰えると思ってたら、思わぬ激痛をかまされるという理不尽さに、ただのジョークグッズの範疇を超えて一触即発の喧嘩誘発グッズだったのでは…との声もありそうです。
パッケージは著作権にまだまだうるさくない時代だったせいか、「ガムといえばロッテでしょ」とばかりにロッテの板ガムのデザインそのまま。「LOTTE」のEをGに変えて「LOTTG」にしただけというのもご愛嬌です。
グリーンガム、クールミントガム、フラボノ、ブルーベリー、クイッククエンチなどなど、今となっては懐かしいレパートリーが並んでいました。
実はこの「パンチガム」、今でも売ってたりします。しかしやはりあの激痛は子供には可哀想だと思ったのでしょう。鉄製バーはプラスチック製になり、バーの面積も大きくなって、指に当たっても痛くないようになっています。
とはいえ板ガムよりも粒ガムが主流になり、そもそもガムの消費量が減っている今、子供にこのグッズは通用しないかもしれません。
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