シュウォッチ/1980年代、昭和懐かしゲーム/ナッツーイ

ハドソン

ファミコンのシューティングゲームでボタンを連打しまくる「連射」。この連射のスピードを誇った高橋名人を覚えているでしょうか。ソフトメーカーのハドソン社員だった高橋利幸（たかはしとしゆき）さんはなんと1秒間に16回ボタンを押せるという凄ワザの持ち主。

ハドソンから発売された「迷宮組曲」というソフトに搭載された連射測定機能が話題を呼び、この機能を単体のゲームとして発売したのが「シュウォッチ」です。

連射速度測定、時計、ストップウォッチの機能を装備したシュウォッチは、広告塔として活躍した高橋名人の人気と相まって100万個ものヒットを飛ばしました。

連射測定機能で62発を出すと出現するのが、1から6までの数字が3つ回転するのを止める「サイコロゲーム」。そして160発以上をマークすると出現する「スロットゲーム」。このふたつのゲームがシークレット機能としておまけで内蔵。

爪先で高速でこするようにすると、なかなかいい記録がでましたが、痙攣打ちや、ピアノ打ちなど、さまざまなワザを駆使して名人の記録を越えようと奮戦する小中学生が全国で続発しました。

画像：株式会社コナミデジタルエンタテインメント

シュウォッチ