エリマキトカゲ

三菱自動車

80年代カルチャー
エリマキトカゲ

なぜこれがクルマのCMに?

発売元 三菱自動車(ミラージュ)
発売日 1984年(昭和59年)
価   格

颯爽と走る三菱のクルマ・ミラージュのCMで起用され、「なんだあれは?」と茶の間の話題をかっさらったエリマキトカゲ。

トカゲというものは小さくてスリムで素早く地面を這い動くものだというこれまでの日本人の固定観念を打ち砕いた立役者であり、史上初めて一般人の人気を集めた爬虫類といえるのがこのトカゲです。

エリマキトカゲはオーストラリア北部やニューギニア島南部に生息し、普段は樹の上で暮らしています。頭部に襟状の皮膚が畳まれており、身の危険を察知すると皮膚を拡げて顔を大きく見せ、相手を威嚇する習性があります。

その独特でユーモラスな生態を持つエリマキトカゲは、当時人気を博していたTBS系のTV番組「わくわく動物ランド」(水曜20時)において、今は亡き動物学者・千石正一(せんごくしょういち)さんによって紹介されたのがそもそものキッカケ。その後、三菱自動車のCMに起用されました。

ただ、あまりのインパクトある風貌ゆえに、CMは大きく話題になったものの、肝心のクルマの売上にはさほど繋がらず、後年長きに渡り、マーケティングの失敗例として語られる不名誉を背負うことになってしまうのです。

さらに身の危機を感じないと襟を拡げないエリマキトカゲが襟を拡げて逃げ走っているのは、エリマキトカゲを虐待したからだという動物愛護団体の抗議もあり、どうも歯切れの悪い幕引きになってしまいました。

画像:三菱自動車工業株式会社


Q.エリマキトカゲはナッツーイ?

懐かしい!
まわりでは流行ってた
かすかに記憶している
知らない・・・

これもナッツーイ?

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